漂う気品。
肥後細川藩五十四万石の禄高にあやかり、命名。
「肥後にうまいものあり」と全国に名を馳せた、香梅の出世作。

九曜紋。
利休七哲の中心となった三斎公より受け継がれる細川家の家紋。
その凛とした気品を白と黒をモチーフに表現しました。

伝統と味わい。
薄種の部分に戴いた、熊本藩主細川家の九曜の紋に漂う、凛とした気品。
さらりと甘く、口当たりもなめらかで、少々まぶしたグラニュー糖は程よいアクセント。

白と黒。
やわらかい求肥に透ける黒はしっかりと甘みがなじむ最上級のなめらかな小豆餡。
天地に配したうす種の潔い白。

ひと口ごとに、溶けあう味わい。
さっくりとしたうす種、グラニュー糖をまぶしたやわらかい求肥の食感に、上割餡の甘味が上品に溶けあいます。
茶の湯や武芸など、繊細な魅力と品格を備えた、熊本藩主細川家への思いが込められています。

 

静寂から、伝わるもの。江戸時代の肥後藩の領地は、石高、五十四万石。当時全国6位の広大な規模を誇った。時を経て、熊本県は全国有数の米の生産地として派手さはないが、広くその名を知られている。多くを語らずとも、届く思い。「肥後五十四万石」。

 

1951年 熊本県菓子展示品評会「市長賞」

1953年 九州菓子展覧会「功労名誉金賞」

1953年 第1回全国菓子工芸展「名誉知事賞」

1953年 第2回九州菓子祭り「名誉知事賞」

1954年 第13回全国菓子大博覧会「金賞」

1955年 全国菓子観光大博覧会「名誉金賞」

1956年 第2回全九州奉納菓子展示品評会「名誉会長賞」

1989年 第21回全国菓子大博覧会「裏千家賞」

 

 
 

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