コラム
Column
岳間製茶×お菓子の香梅 〜岳間のお茶をお菓子で愉しむ〜
お菓子の香梅でも、根強い人気の抹茶スイーツ。それぞれのお菓子の特徴に合わせて、使っている抹茶の産地はさまざまです。その中でも、生どら抹茶や抹茶ぶっせなど幅広いジャンルで使用されているのが熊本県山鹿市鹿北町の「岳間抹茶」です。
令和3年に販売が始まった特製陣太鼓 抹茶にも使われており熊本のお土産としてさらに熊本らしさが詰まった商品となりました。
香梅で使われている岳間抹茶の特徴は「抹茶のうま味と渋み、加熱したあとの発色の良さ。そして、舌触りの良さ」です。今回は魅力たっぷりの岳間抹茶を作っている「岳間製茶」でおいしさのヒミツを探ってきました。
岳間抹茶 生産者の思い
岳間抹茶ができあがるまでには、生産者のさまざまな努力が詰まっています。ここでは、岳間抹茶がどんな環境でどんな思いを込めて作られているのかご紹介します。
【環境を活かしたお茶作り】
熊本県の最北、福岡県境の山間部にある、山鹿市鹿北町の岳間地区で作られるのが岳間茶。熊本県のお茶産地の一つである緑溢れるこの岳間の地域は、たくさんの茶畑に囲まれています。
澄んだ空気と、清らかな水、そして朝夕の深い霧という豊かな自然環境がおいしい岳間茶を育みます。
岳間茶の歴史は古く江戸時代初期の1632年、肥後細川藩主忠利公が「星原の番所」で飲んだ岳間茶をお気に召され、献上を命じたのがはじまりです。
初めは年貢として納める「献上茶」だったものの、のちに殿様にお買い上げいただ記録があることからも「御用達茶」の栄誉を受けたという歴史があります。
岳間茶はその想い、格式をいまに受け継ぎ、朝日輝く豊かな大地と清らかな水に恵まれる山間の茶園で栽培されてきました。
岳間製茶は、大正12年から代々お茶を作り続けています。
山鹿市鹿北町荒平で、お茶の特性に合った気候条件を生かすべく、特産品としてのお茶づくりを目指し茶園を開墾したのが始まりです。
以来、お茶畑での栽培から製造、販売まで、トータルな品質向上に努め、直接お客様のお手元にお届けしています。
【こだわりはきめの細かさ】
香梅の抹茶を使ったお菓子作りで重要となってくるのが抹茶のきめ細かさ。 岳間製茶では、一般的な抹茶の粉の大きさよりもさらにきめの細かい抹茶の粉を提供しています。
その分お菓子に加工する際にダマになりやすく大変な一面もあり、開発には1年以上もの時間を要しました。
こうして抹茶の風味を楽しむことができる商品ができあがりました。
香梅で味わう岳間の茶の味
熊本の代表銘菓に使われていることは誇らしく、お茶を通して岳間の魅力を発信することが使命でもあるという岳間製茶・現社長の中満彰文さん。岳間のお茶の味を伝えていきたいと話します。
より熊本らしさいっぱいの特製陣太鼓抹茶や抹茶ダックワーズなどの抹茶スイーツを食べながら、岳間茶の小話に花を咲かせてみるのもいいかもしれませんね。
菓子の香梅では特製陣太鼓抹茶のオンライン販売も行っています。懐かしい熊本に思いを馳せて、あるいは結婚式のプチギフトなど大切なシーンに熊本らしさを添えてみるのはいかがでしょうか。
また、岳間製茶の店舗では、お茶を使ったお菓子や岳間で取れた旬の農産物の販売をしているほか、季節ごとのお食事が楽しめる「お食事処 山におまかせ」も併設されております。※お食事処は、事前のご予約をお願いいたします。
<店舗情報>
岳間製茶
〒861-0605 熊本県山鹿市鹿北町多久1377-3
TEL 0968-32-2526
営業時間:8:00~17:00 定休日:8/15・16、12/31~5日
食事処「山におまかせ」11:00~15:00(食事処のみ水曜休み)