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第16回「香梅アートアワード巡回展」のお知らせ

優れた創作活動を続ける、熊本出身や在住の熊本にゆかりのある女性芸術家を顕彰する「香梅アートアワード」。
第16回目は、今後の活躍が期待される若手作家として、画家の「青柳 綾(あおやぎ あや)」さん、アール・ブリュット作家の「曲梶 智恵美(まがりかじ ちえみ)」さんへ奨励賞を授与いたしました。
熊本市在住、画家の「青柳 綾(あおやぎ あや)」さんは、イラストレーターを経て油彩画家として活躍。独学で技法を学び、影響された作品をくみ取り、独自の作品を生み出す表現技法が評価されました。
同じく熊本市在住、奨励賞のアール・ブリュット作家「曲梶 智恵美(まがりかじ ちえみ)」さんは、レースやリボンをキャンバスに貼り付け、その上から油彩具を使って彩色する、独自の画法を駆使した独創的な表現と世界観が評価されました。
4月5日(土)から巡回展として、この二人の作品をアートスペース併設のお菓子の香梅 帯山店で展示しております。以降、菊池店、人吉店、光の森店へと続きます。観覧は無料です。
日程の詳細は、お菓子の香梅の公式サイトや各店舗のポスターにてご確認ください。
おいしいお菓子と素敵なアートに包まれるひとときを、ぜひお楽しみください。
【巡回展スケジュール】
・帯山店 :2025年4月5日(土)~ 17日(木)
・菊池店 :2025年4月19日(土)~ 5月8日(木)
・人吉店 :2025年5月10日(土)~ 22日(木)
・光の森店:2025年5月24日(土)~ 6月7日(木)
【お問合せ】
・お菓子の香梅:096-366-5151
○香梅アートアワード奨励賞

青柳 綾(あおやぎ あや)
/ 画家
1976年熊本市生まれ
熊本市在住尚絅短期大学家政科を卒業後、グラフィックデザイナーのアシスタントへ。同時に独学でアクリル画を描き始めイラストレーターとして活動。2011年より油彩画を始める。
これまでに、つなぎ美術館、阿蘇白水郷美術館、島田美術館などで作品を発表。
2012年、南阿蘇村と台湾・実践大学の文化交流事業「南阿蘇村の神楽とART」台湾実践大学 Shin Chien University(台湾)。2018年、行定勲監督「いちょんすかん」劇中使用の壁画を担当。熊本日日新聞の連載小説 夏目漱石作「彼岸過迄」の挿絵を担当するなど、幅広く活躍を続けている。
○香梅アートアワード奨励賞

曲梶 智恵美(まがりかじ ちえみ)
/ アール・ブリュット作家
1981年熊本市生まれ
高校2年時に主治医の助言を得て、文章を書いたり油絵、手芸、園芸などの創作活動を始める。手先の器用さを利用してレースや毛糸で編んだもの、リボンなどをキャンバスに貼り付け、その上から油絵の具で彩色する独自の画面を作ってきている。
編んだ糸や紐が創り出す、渦巻や逆U字型の畝るような勢いの線が力動感を引出し、加えられた原色の色彩がそこに輪をかけて力強い形象を生みだしている。実在する物の写真を集めても大きさを変えたり思いがけない組み合わせを見つけたりして、あり得ない世界が表れることを楽しんでいる。これまでに、熊本県立美術館、熊本市現代美術館のグループ展などで作品を発表している。
【香梅アートアワード概要】
熊本を拠点に「くつろぎのごちそう」を提供する「お菓子の香梅」が企業メセナの一環として創設した芸術賞。優れた創作活動を続ける熊本ゆかりの女性芸術家を顕彰するもの。贈賞式はここ数年、お菓子の香梅が維持管理をしている水前寺成趣園「古今伝授の間」で開催。お菓子の香梅に古くから伝わる落雁の型をモチーフにしたお菓子のトロフィーが贈られている。
