2025.02.26

大納言小豆と普通小豆の違いや特徴を徹底解説!


和菓子や赤飯をはじめ、日本の伝統食や祝い事の際に欠かすことのできない小豆。

その中でも「大納言小豆」という名前を耳にしたことがある方も多いのではないでしょうか? 

大納言小豆は、一般的な小豆よりも大粒で、煮ても皮が破れにくいのが特徴。

和菓子作りに適しているだけでなく、料理にも幅広く活用されています。

では、具体的にどのような違いがあるのでしょうか? 

今回は、大納言小豆の特徴や歴史、普通小豆との違いについて詳しく解説します。

大納言小豆とは?その特徴と魅力とは

木のスプーンですくわれた小豆

小豆の中でも、特に粒が大きい品種は「大納言小豆」と呼ばれ、最高級品とされています。

「北海道産の大納言小豆使用」など、お菓子をはじめとする商品の紹介で見かけますが、ほかの小豆と何が違うのでしょうか。

大納言小豆の特徴とは?

枡に入った小豆

大納言小豆は、小豆の中でも特に粒が大きいのが最大の特徴です。

大納言小豆と普通小豆は、同じマメ科のササゲ属に分類されますが、その中でも直径5.5mm以上あるものが、大納言小豆に分類されるのです。

大納言小豆は大粒で皮がしっかりして煮ても破れにくく、形が崩れにくいため、つぶあんやぜんざい、甘納豆などの和菓子作りの材料や、豆の形を生かした赤飯などの料理に幅広く活用されています。

また大納言小豆は、普通小豆よりも糖分が多く豊かな風味や甘みを持っています。

【小豆を使用したお菓子はこちらから】

お菓子の香梅で販売しているお菓子が並んでいる画像

大納言小豆の由来と歴史

画面いっぱいの小豆

小豆の歴史はとても古く、紀元607年(推古天皇の時代)に中国から伝来し、そこから日本での栽培が始まったのだそう。

その中で、大納言小豆は1000年以上前の平安時代頃には、すでに存在していたとされています。

【名前の由来】

「大納言」という名前の由来には諸説ありますが、その一つが煮ても皮が破れにくいことに由来するものです。

かつて武士の世界では切腹の慣習がありましたが、公卿の官位である「大納言」にはありませんでした。

煮ても皮が破れにくい小豆の特徴を「切腹しない=腹切れがない」ことになぞらえ「大納言」と名付けられたとされています。

また、円筒または俵のような形が、大納言がかぶっていた烏帽子に似ていることから、この名前が付けられたという説もあります

いずれにせよ長い歴史を持ち、日本の文化と深く関わってきた食材であることが分かりますね。

【あんこの種類について】

小豆を用いたあんこで有名なのは「つぶあん」と「こしあん」でしょうか。

ほかには「つぶしあん」や「小倉あん」なども、場合によっては見かけるかもしれませんね。

これらには食感以外にも、見た目や味わい、舌触りなどさまざまな違いがあります。

「豆の形が残ってるかどうかの違いじゃないの?」と思われるかもしれませんが、実は意外にも奥が深いものなのです。

つぶあんやこしあんについて、詳細は下記の関連記事をご覧ください。

関連記事:つぶあん・こしあんの違いとは?つぶしあんとは?意外と知らないあんこの世界

まとめ

小豆

大納言小豆と普通小豆には、それぞれ異なる特徴があり、用途も少しずつ異なります。

大納言小豆は大粒で煮崩れしにくく、見た目の美しさが求められる和菓子作りに適しています。

一方、普通小豆は広く流通しており、日常の料理やお菓子作りに活用しやすい存在です。

どちらが優れているというわけではなく、それぞれの特性を理解し、場面に応じて使い分けることが大切です。

小豆一つをとっても、選び方や扱い方次第で仕上がりが変わります。

素材の個性を生かし、よりおいしい一品を作るために、適した小豆を選んでみましょう!

 

【ちょっとした手土産や、贈り物におすすめな香梅のお菓子】

親戚や友人への手土産や、お歳暮など、どれを贈ろうか悩んだことはありませんか?

人へ贈るものだから、ちゃんとしたものがいい。
だけど、あまり格式張ったものは贈りにくい……。

手土産やお歳暮など、贈り物でお悩みの方へおすすめなのが、お菓子の香梅で取り扱う熊本銘菓「特製陣太鼓」です。

北海道産の大納言小豆を使った上品な甘さの餡の中に、やわらかな求肥を包んだ、みずみずしいおいしさが特徴の和菓子、誉の陣太鼓をお茶席用にハーフサイズに仕立てました。

およそ1カ月ほど常温で日保ちするため、冷蔵庫を占拠する心配もありません。

のし紙や季節の掛け紙にも対応しています。

個数など種類がありますので、詳細は下記の商品リンクからご覧ください。

特製陣太鼓の商品ページはこちら