コラム
Column
大納言小豆と普通小豆の違いや特徴を徹底解説!
和菓子や赤飯をはじめ、日本の伝統食や祝い事の際に欠かすことのできない小豆。
その中でも「大納言小豆」という名前を耳にしたことがある方も多いのではないでしょうか?
大納言小豆は、一般的な小豆よりも大粒で、煮ても皮が破れにくいのが特徴。
和菓子作りに適しているだけでなく、料理にも幅広く活用されています。
では、具体的にどのような違いがあるのでしょうか?
今回は、大納言小豆の特徴や歴史、普通小豆との違いについて詳しく解説します。
大納言小豆とは?その特徴と魅力とは

小豆の中でも、特に粒が大きい品種は「大納言小豆」と呼ばれ、最高級品とされています。
「北海道産の大納言小豆使用」など、お菓子をはじめとする商品の紹介で見かけますが、ほかの小豆と何が違うのでしょうか。
【大納言小豆の特徴とは?】

大納言小豆は、小豆の中でも特に粒が大きいのが最大の特徴です。
大納言小豆と普通小豆は、同じマメ科のササゲ属に分類されますが、その中でも直径5.5mm以上あるものが、大納言小豆に分類されるのです。
大納言小豆は大粒で皮がしっかりして煮ても破れにくく、形が崩れにくいため、つぶあんやぜんざい、甘納豆などの和菓子作りの材料や、豆の形を生かした赤飯などの料理に幅広く活用されています。
また大納言小豆は、普通小豆よりも糖分が多く豊かな風味や甘みを持っています。
【小豆を使用したお菓子はこちらから】

大納言小豆の由来と歴史

小豆の歴史はとても古く、紀元607年(推古天皇の時代)に中国から伝来し、そこから日本での栽培が始まったのだそう。
その中で、大納言小豆は1000年以上前の平安時代頃には、すでに存在していたとされています。
【名前の由来】
「大納言」という名前の由来には諸説ありますが、その一つが煮ても皮が破れにくいことに由来するものです。
かつて武士の世界では切腹の慣習がありましたが、公卿の官位である「大納言」にはありませんでした。
煮ても皮が破れにくい小豆の特徴を「切腹しない=腹切れがない」ことになぞらえ「大納言」と名付けられたとされています。
また、円筒または俵のような形が、大納言がかぶっていた烏帽子に似ていることから、この名前が付けられたという説もあります。
いずれにせよ長い歴史を持ち、日本の文化と深く関わってきた食材であることが分かりますね。
【あんこの種類について】
小豆を用いたあんこで有名なのは「つぶあん」と「こしあん」でしょうか。
ほかには「つぶしあん」や「小倉あん」なども、場合によっては見かけるかもしれませんね。
これらには食感以外にも、見た目や味わい、舌触りなどさまざまな違いがあります。
「豆の形が残ってるかどうかの違いじゃないの?」と思われるかもしれませんが、実は意外にも奥が深いものなのです。
つぶあんやこしあんについて、詳細は下記の関連記事をご覧ください。
関連記事:つぶあん・こしあんの違いとは?つぶしあんとは?意外と知らないあんこの世界
まとめ

大納言小豆と普通小豆には、それぞれ異なる特徴があり、用途も少しずつ異なります。
大納言小豆は大粒で煮崩れしにくく、見た目の美しさが求められる和菓子作りに適しています。
一方、普通小豆は広く流通しており、日常の料理やお菓子作りに活用しやすい存在です。
どちらが優れているというわけではなく、それぞれの特性を理解し、場面に応じて使い分けることが大切です。
小豆一つをとっても、選び方や扱い方次第で仕上がりが変わります。
素材の個性を生かし、よりおいしい一品を作るために、適した小豆を選んでみましょう!
【ちょっとした手土産や、贈り物におすすめな香梅のお菓子】

親戚や友人への手土産や、お歳暮など、どれを贈ろうか悩んだことはありませんか?
人へ贈るものだから、ちゃんとしたものがいい。
だけど、あまり格式張ったものは贈りにくい……。
手土産やお歳暮など、贈り物でお悩みの方へおすすめなのが、お菓子の香梅で取り扱う熊本銘菓「特製陣太鼓」です。
北海道産の大納言小豆を使った上品な甘さの餡の中に、やわらかな求肥を包んだ、みずみずしいおいしさが特徴の和菓子、誉の陣太鼓をお茶席用にハーフサイズに仕立てました。
およそ1カ月ほど常温で日保ちするため、冷蔵庫を占拠する心配もありません。
のし紙や季節の掛け紙にも対応しています。
個数など種類がありますので、詳細は下記の商品リンクからご覧ください。